ユニバーサル・ミュージック・グループとミュージック・ヘルス・アライアンスが音楽業界メンタルヘルス基金を設立(2025.2.13 MUSIC BUSINESS WORLDWIDE)

FEBRUARY 13, 2025 MUSIC BUSINESS WORLDWIDE

ユニバーサルミュージックグループは、非営利団体ミュージック・ヘルス・アライアンス(MHA)と提携し、音楽業界メンタルヘルス基金を設立しました。UMGによると、この基金は全米の音楽業界関係者に対し、「包括的で質の高い外来メンタルヘルスリソース」を提供する予定です。2月14日(金)に開始予定のこのプログラムは、メンタルヘルスカウンセラーや精神科医への個別アドバイスなどのサービスに加え、メンタルヘルス治療費の補助金も提供します。

このプログラムに問い合わせた音楽業界のプロフェッショナルには、24時間以内に予備的な回答が届き、MHAのヘルスアドボカシーチームへのアクセスが可能になります。 このプログラムは、UMGとMHAの4年間にわたるパートナーシップ「Priority Healthcare Advocacy Program」を基盤としており、UMGのベテランアーティストとUniversal Music Publishingのソングライターに、MHAのヘルスアドボカシーによるヘルスケアリソースへのアクセス支援を提供しています。 UMGによると、このプログラムはこれまでに約1,000人のクライアントにサービスを提供し、1,250万ドルの医療費削減に成功したとのことです。(MHA創設者テイタム・オールセップ氏)

「ミュージック・ヘルス・アライアンスとのパートナーシップを拡大し、継続していくことは、業界で働くすべての人々に継続的かつ効果的なメンタルヘルスサポートを提供するための最も自然な方法でした。」(SUSAN MAZO, UNIVERSAL MUSIC GROUP

この新しいプログラムは、UMG傘下の企業に勤務する従業員だけでなく、音楽業界の現役および元従業員全員が利用できます。

「私たちは、メンタルヘルスへのアクセス、資金調達、そしてケアプランニングのための効率的な経路を確立する方法を模索してきました」と、UMGのチーフ・インパクト・オフィサーであるスーザン・マゾ氏は述べています。

MHA創設者のテイタム・オールセップ氏とミュージック・ヘルス・アライアンスとのパートナーシップを拡大し、継続することは、業界で働くすべての人々に継続的かつ効果的なメンタルヘルスサポートを提供する最も自然な方法でした。」

「ミュージック・ヘルス・アライアンスは、音楽業界のプロフェッショナルのメンタルヘルスに関するあらゆるニーズに対応するために必要な包括的なリソースを保有しています」と、音楽業界における医療アクセスの改善の必要性を長年にわたり訴えてきた後、2013年にMHAを設立したオールセップ氏は付け加えた。

「これには、経済的支援、心身の健康のための継続的なケア、そして精神科サポート、集中的な外来・入院プログラムの支援、データ収集といった包括的なサービスが含まれます。MHAの包括的なアプローチは、音楽業界の従業員の健康、幸福、そして持続可能性への長期的なコミットメントを確実に実現します。」

この新たな取り組みは、新進気鋭のアーティスト、チャペル・ローンがグラミー賞受賞スピーチで行った発言を受けて、音楽業界におけるアーティストの医療と報酬に関する議論が高まる中で開始された。

「レコード会社は、アーティストを生活できる賃金と健康保険、そして保障を備えた貴重な従業員として扱う必要があります。レーベルの皆さん、私たちはあなたたちを支えていますが、あなたたちは私たちを支えているでしょうか?」と、ローンはグラミー賞授賞式で述べた。

今週初め、ローンは非営利団体Backlineと提携し、アーティストの医療アクセス向上のための募金キャンペーン「We Got You」を立ち上げた。Billboardの報道によると、ロアンはこの活動に2万5000ドルを寄付し、その後、Live Nation、AEG、そしてチャーリー・XCXとノア・カーンといったアーティストからも同額の寄付が寄せられたという。

ユニバーサル ミュージック グループによるMHAとのパートナーシップ拡大は、メンタルヘルスとウェルネスの向上を目指して同社が模索してきた数多くの取り組みの一つに過ぎない。

2023年には、生成AI企業Endelと提携し、ウェルネスミュージックを開発しました。同年、Thrive Globalのアリアナ・ハフィントン氏とも提携し、音楽に特化したウェルネスアプリをリリースしました。

2024年には、Rescape Innovationと提携し、パーソナライズされた音楽を組み込んだ不安に対するバーチャルリアリティ治療法を開発しました。また、Warner Music GroupおよびRealize Music, Inc.と提携し、歌うことによるセラピー効果を活用することを目的としたアプリ「Realize Music: Sing」に約100万曲を収録しました。

また昨年、UMG Indiaはウェルネスミュージック専門レーベル「Vedam Records」を立ち上げました。同社はまた、音楽にニューラルビートを加えることで「望ましい精神状態を生成または促進する」新技術の特許出願も行っています。特許出願によると、この技術は「神経の同調、集中力の向上、落ち着いた気分、リラクゼーション、その他望ましい精神状態」を誘発するために使用できるとのことです。